【自動車保険】自動車保険の等級とは?自動車保険には、等級という制度があります。
自動車保険に加入している方は、等級って一度は聞いたことがありませんか?
この等級は自動車保険の保険料に非常に大きく影響するのですが、なかなか等級のことをきちんと把握している方は少ないのです。
保険料の大きく影響を与える等級制度の事はしっかりと把握しないと、もしかしたら損をしているなんてこともありますので、きちんと理解するようにしてください。
こちらでは、自動車保険の等級制度の事を分かりやすくご紹介しています。
自動車保険に加入している方も、自動車保険に入ろうと思っている方も、ぜひご覧になってください。
Contents
自動車保険の等級とは
自動車保険の等級制度とは、自動車保険の保険料を決定する際の大きく関係するものとなります。
等級は自動車保険には、必ず設定されているもので、あなたの自動車保険の割引率を決定するものとなります。
自動車保険に加入する際や、自動車保険の更新の際には、必ず確認するようにしましょう。
等級はどのように決めるのか?
自動車保険の等級は、1契約ごとに設定されています。
通常は、新規に自動車保険に加入する際には、6等級から始まり、保険期間中に保険金の請求がない場合には、1つ等級が高くなって翌年の自動車保険の更新の際には7等級となり、割引率が大きくなります。
この等級は高いほど保険料が安くなる仕組みとなっていて、年々割引率が大きくなるので、無事故でいる年数が長ければ長いほど自動車保険の保険料は安くなっていきます。
しかし、保険期間中に保険金の請求が必要な事故があった場合には、1事故について3等級の等級ダウンが発生します。
もしも、保険期間中に2回保険金を請求する事故があると、6等級ダウンとなるのです。
等級がダウンしますので、翌年の保険料は当然高くなるという仕組みになっています。
自動車保険の等級による割引率
等級 | 割引、割増 | 等級 | 割引、割増 |
---|---|---|---|
1等級 | 60%割増 | 11等級 | 45%割引 |
2等級 | 30%割増 | 12等級 | 50%割引 |
3等級 | 20%割引 | 13等級 | 50%割引 |
4等級 | 割増引き無し | 14等級 | 55%割引 |
5等級 | 10%割引 | 15等級 | 55%割引 |
6等級 | 10%割引 | 16等級 | 60%割引 |
7等級 | 20%割引 | 17等級 | 60%割引 |
8等級 | 30%割引 | 18等級 | 60%割引 |
9等級 | 35%割引 | 19等級 | 60%割引 |
10等級 | 40%割引 | 20等級 | 60%割引 |
上記は一般的な等級による保険料の割引の割合になります。
保険会社によっては多少異なりますので、確認をして下さい。
また、最近では等級の中に無事故の場合と事故があった場合の契約で割引率が違ってくるという自動車保険の商品もありますので、ご自身が加入しようと思っている、または加入している自動車保険の等級の割引率を確認するようにしてください。
保険料が安くなるメリット等級とは
等級には、保険料が安くなる「メリット等級」と言われる等級があります。
メリット等級とは、7等級以上の等級の等級の自動車保険の事を言います。
保険料が安くなるメリットがある等級と言う意味で「メリット等級」というのです。
例えば、自動車保険に加入して10年間無事故で過ごせば、等級は16等級となり、60%の割引が適用されます。
一般的な保険会社の場合には、16等級以上は最大の割引率になります。また、20等級で1年間無事故で過ごすと、長期優良割引という制度が適用される保険会社もあります。
保険料が高くなるデメリット等級とは
メリット等級とは逆に「デメリット等級」と言われている等級もあります。
デメリット等級とは、5等級以下の等級の事を言います。
保険を使うと等級が3等級下がります。保険を使えば等級が下がり、翌年の保険料が上がるのは当然ですが、もし、事故を続けて起こしてしまい、1等級や2等級となると保険会社から保険の引受を断られるケースもあります。
実際に1等級の保険の引き受けを断られたなんて話もよく聞きます。
7等級から始まる自動車保険
通常の自動車保険は6等級からスタートするのですが、実は一定の条件を満たすと7等級からスタートすることもできます。
それは、セカンドカー割引という割引の制度です。
セカンドカー割引という制度を利用すると自動車保険を7等級から始める事が出来ます。
セカンドカー割引は、始めから7等級が適用でき、また1台目と保険会社が違っていても良いので、是非、利用できる方は利用して下さい。
セカンドカー割引の適用条件
セカンドカー割引の適用の条件は下記のようになっている保険会社が多くあります。
実際に加入する際には、各保険会社の割引の適用条件をきちんと確認するようにしてください。
1台目、2台目ともに以下のいずれかに該当している事
- 自家用普通乗用車
- 自家用小型乗用車
- 自家用計四輪乗用車
- 自家用軽四輪貨物車
- 自家用普通貨物車
- 特殊用途自動車(キャンピングカー等)
1台目の契約の等級
2台目加入時点で、11等級以上
記名被保険者条件
- 1台目と同じ
- 1台目の記名被保険者の配偶者
- 1台目の記名被保険者の同居の親族
所有者
- 1台目と同じ
- 1台目の記名被保険者
- 1台目の記名被保険者の配偶者
- 1台目の威名被保険者の同居の親族
上記のような条件になっている保険会社が多くあります。
条件を満たす事が出来れば、等級が7等級から始められ、保険料も安くなりますので、非常にお得な割引制度です。