【自動車保険】保険会社間での等級の引継ぎってできるの?
【自動車保険】保険会社間での等級の引継ぎってできるの?

自動車保険の等級の引き継ぎについてご紹介します。

自動車保険にご加入中の方の中には、保険会社を変えると等級(割引)がなくなってしまうなんて思っている方はいませんか?

自動車保険には、等級制度という割引の制度があり、その等級によってあなたが加入して支払う自動車保険の保険料が割り引かれる制度があります。

等級は、事故がない状態が続くと、徐々に上がっていき、割引率もどんどん良くなっていきます。

この等級が保険会社を変更すると「初めから」になってしまうと考えている方も実は少なくありません。

こちらでは「自動車保険の保険会社を変えても、等級が引き継げる」ということをご紹介します。

自動車保険の見直しを検討している方は、ぜひご覧になってください。

保険会社間での等級の引き継ぎ

自動車保険の見直しをする際には、「補償内容の見直し」や「保険会社の見直し」が一般的ですが、保険会社を変えると割引がなくなってしまうと思って、保険会社の見直しを躊躇している方も多くいます。

しかし、自動車保険の等級は引き継ぐことができるのです。

自動車保険の等級は大きくなるほど、その割引率も増えていって保険料が安くなります。

そして、現在あなたが加入している自動車保険の等級は保険会社を変更しても引き継がれます。

険会社を変える際の等級の引き継ぎのポイントと注意点についてご説明致します。

自動車保険は通常は1年間の保険期間となっています。

この1年間の間に事故を起こさない、つまり自動車保険の保険金の支払いを受けない場合には、等級は1つ上がります。

通常は、自動車保険にしんきで加入する場合には、6等級からスタートします。

そして、1年間事故がなかった場合には等級が一つ上がって7等級になるのです。

自動車保険の等級は20等級が最大となることが多いので、加入してから14年間事故がない場合には、最大の20等級となり、自動車保険の保険料の割引率も最大になります。

自動車保険の見直しの際には、「等級が良いから保険会社をかえない」という方がいますが、保険会社が変わっても、等級は引き継がれますので、積極的に安い保険会社を探す方がよりお得になります。

共済の自動車保険の等級の引き継ぎ

自動車保険の等級は保険会社を変更しても引き継ぐことができますが、注意が必要なのが「共済の自動車保険から損害保険会社の自動車保険に変更する場合です。

共済の自動車保険から損害保険会社の自動車保険に変更する場合には、等級が引き継ぎできないケースがあります。

「全労済」や「JA共済」から保険会社の自動車保険に変更する場合、保険会社から共済に自動車保険を変更する場合も、等級が引き継ぐ事が出来るのですが、保険会社によっては、「全労済」や「JA共済」以外の共済の場合には、等級の引き継ぎが出来ないケースがあるのです。

共済からの等級の引き継ぎは各保険会社で判断が分かれますので、加入を検討している保険会社にしっかりと確認して下さい。

自動車保険を使った事を隠していた場合は?

等級は、自動車保険の保険金の支払いをしてもらった場合に、下がるものですが、自動車保険の保険金をもらったことを隠していたバレるの?なんて思ったことがありませんか?

また、隠していなくても、自動車保険の等級の申告を間違っていたら、どうなってしまうのでしょうか?

通常は自動車保険の更新の際に保険会社を変更する場合には、前年度の保険証券を参考にして新しい保険の保険料を設計しますが、事故があったのに、その事を伝えていなかったりするケースが多くあります。

自動車保険の見積もりや契約申込書を作成する場合には、前年度の事故の件数を計算して等級を決定します。

1年間無事故であれば、1等級進行し、事故があり、保険金を受け取った場合には、3等級ダウンします。

しかし、保険金を受け取った事を申告しないでいると、見積もりは1等級進行した保険料で見積もりが作成されてしまいます。

この状態では、適切な保険料ではありませんね。

しかし、契約をした際には、保険会社は損害保険協会に情報を確認して前年度の契約のマッチングを行いますので、例え保険金を受け取った事を隠していたとしても、必ず分かってしまいます。

また、自動車保険の等級を引き継ぎができる期間にも条件がありますので注意が必要です。

自動車保険の等級の引き継ぎができる期間は、デメリット等級の場合には1年4ヶ月、メリット等級の場合には7日間になりますので、更新をする際には、期間を空けないで、契約をする事をお勧め致します。

自動車保険の見積もりのポイント

自動車保険の見積もりをする際のポイントとしては、自動車保険は、満期日の午後の4時に前年度の保険の契約が終了して午後の4時から新しい保険の補償が開始されます。

手続きがスムーズに行われなと、最悪の場合には、補償が無い時間が発生してしまうと共に、等級の時引き継ぎが出来ないという事になってしまいます。

その為には、満期日には十分な余裕を持って、見積もりを取るようにして下さい。